宇宙監視網活用のミサイル防衛、日本と協議…米国防総省 2020/07/25 18:15

 米国防総省ミサイル防衛局は24日、米軍が計画中の
宇宙監視網「極超音速・弾道追跡宇宙センサー(HBTSS)」を活用した
ミサイル防衛のあり方について、日本政府と協議していることを認めた。

 同局のマリア・ニョク報道官が読売新聞の取材に対し、
「米国と日本は、相互の防衛にとって極めて重要な問題について、
これまでもそうだし、今後も協力を続けていく」とメールで回答した。

 中国やロシアが開発した極超音速滑空兵器は、
比較的低い高度を音速の5倍以上で敵のレーダー網を避けながら飛ぶため、
現在のミサイル防衛システムでは探知、迎撃が困難だ。

 迎撃のための具体的な装備について、
報道官は、「ミサイル防衛局は、極超音速の脅威に対処するために
必要な技術的要求を特定する初期的な段階にある」とするにとどめた。

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