三峡ダムの水位上昇に伴う放流で、下流に被害続出。
20日湖南省は601万人が被災、34万7千人が避難と発表。 聯合ニュース(朝鮮語版)報道。
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湖南省の洞庭湖では三峡ダムの放流により毎秒1万m3以上が流入、警戒水位を超過している。

安徽省は淮河流域を含めた農作物の被害面積は4千808km2、
被害総額152億7000万元(約2336億円)と発表。治水限界水位を超えたダムは、637個に達した。

湖北省恩施土家族苗族自治州では大規模な土砂崩れが発生、
長江支流の清江をせき止め、堰塞湖が形成された。
この影響で清江上流の水位は5m上昇、地元政府は住民に対して避難を指示した。

黄河流域でも洪水の懸念が高まっている。
当局は20日夕方、黄河上流の甘粛省蘭州での流量が毎秒3千m3を超え、
今年に入り二度目の洪水が発生したと発表した。今後も水位が継続上昇すると見て、
黄河中上流の青海省・甘粛省・寧夏回族自治区・内モンゴル自治区などに注意を呼びかけている。

中国気象局は21日深夜から22日午前8時までに陝西省・重慶市・四川省・河南省・湖北省・
安徽省・江蘇省などの一部の地域で大雨が降ると予報した。
特に河南省中部などの一部では、100〜160mmの雨が予報され被害が懸念される状況である。