東シナ海・南シナ海で跳梁する中国の無人潜水艇
7/6(月) 6:01配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/80c9f0043001cbf834c3ad6fb03c7e81e2f385be

中華人民共和国創立70周年記念軍事パレード(2019年10月)において、多数の新型兵器が披露された。
特に注目されたのは、「東風41大陸間弾道ミサイル」「巨浪2潜水艦発射弾道ミサイル」「極超音速滑空兵器DF-17」などのミサイルであった。

中国の無人潜水艇「HSU-001」は、ミサイルほどには注目を浴びなかったが、軍事専門家の間では話題となった。

中国には無人ドローンの世界シェアの約7割を占めるというDJI社があり、
2017年6月には中国電子科技集団が固定翼ドローン119機の集団試験飛行に成功しているなど、世界トップクラスの技術を誇っている。

空中から地上の重要施設を襲うドローン、水中に潜んで海中や海上の艦艇や海中インフラを襲うドローン、両者とも小型で無人で発見されにくいために、偵察や攻撃ができる。
中国がドローン技術をUUVに適用していることは間違いなく、高い技術水準を持っている可能性がある。

米国ボーイング社が試験を行った超大型UUV「Sea Voyager」は無充電で数か月間、約1万kmの行動が可能とされている。
完全自律航行が可能であり、情報収集、対潜戦、機雷敷設等広範な任務が期待されている。

民間ドローンにおける圧倒的シェアを誇る中国がこの分野で急速に力を付けつつあることも事実である。急速に米国との差を詰めつつある。