韓日の市民団体・宗教界が新たな関係模索へ 歴史の傷癒す 2020.07.02 17:02

【ソウル聯合ニュース】韓国と日本の歴史を記憶し、新たな関係を模索するため、
両国の市民社会団体・宗教団体が力を合わせる。

 韓国キリスト教教会協議会(NCCK)や円仏教、旧日本軍の慰安婦被害者を支援する
「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)など韓国の16団体と、
日本キリスト教協議会(NCCJ)、ピースボート 、日本カトリック正義と平和協議会など日本の16団体は
2日、「韓日和解と平和プラットフォーム」(以下、韓日プラットフォーム)の発足式をソウルで開いた。

 韓日プラットフォームは発足宣言文で「韓日関係は破局状態を続けているが、
両国政府は突破口を見いだせずにいる」とした上で、「この危機を新たなチャンスへと変え、
東アジアに平和・共生の時代を開くためのプラットフォームをつくる」と表明した。
発足式は、会場となったソウルの韓国キリスト教会館と東京の出席者をオンラインでつないで行われた。

 韓日プラットフォームは、両国の歴史を記憶して歴史の犠牲者の傷を癒やす事業、
朝鮮半島平和プロセスと日本の平和憲法の維持に向けた事業などに取り組む計画だ。
韓国と日本からそれぞれ4人が共同代表に就く。

 共同代表を務める韓国キリスト教教会協議会の李鴻政(イ・ホンジョン)総務は発足式で、
「韓日の宗教界、市民社会は日帝強占(日本による植民地支配)と
分断・冷戦の近代が生み出した障壁を崩し、朝鮮半島と北東アジアを
癒しと和解、平和・共存の道へ導く平和の仲裁者になるべきだ」と語った。

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