小島慶子の今週の気になるコト――人種差別抗議デモに批判的な日本人に言いたい!
2020年6月24日 6時0分 週プレNEWS

知ろうとしない姿勢こそが差別的なのだと気づいてほしいです

女子プロテニスの大坂なおみが、アスリートが政治問題に関与することを
否定する風潮があることについてツイッターで嫌悪感を示した。
彼女は人種差別抗議デモを支持する内容をたびたび発信している。(以下略)
ttps://news.livedoor.com/article/detail/18464641/

>アメリカから世界に広がる人種差別への抗議デモに批判的な態度を取る日本人は、
>自分の肌の色を考えたことがないのでしょうか。アジア系は今に至るまで
>人種差別の対象になってきたのに、なぜ差別に抗議するのではなく、抗議デモを批判するのか。
>自分が経験していなくても、肌の色が何色でも、人種差別にはNOしかないのです。

>その大坂さんに対し、アスリートは人を楽しませるために競技に集中すべきで、政治的な発言は
>慎むべきだという批判が寄せられたそう。大坂さんは「これは人権の問題」と反論しました。

>彼女の言うとおり、人種差別は人権の問題。肌の色を理由に長年にわたって
>人々が搾取(さくしゅ)され、暴力を受け、努力が報われず、偏見にさらされてきました。

>アメリカのジョージ・フロイド氏が警官に殺された事件は、
>これまでに繰り返されてきた人種差別の歴史と構造的な不平等の文脈の上にあります。
>偽札を使おうとした人を庇(かば)うのはおかしいのでは?という指摘は的外れです。
>20ドルの偽札を使おうとしたことを理由に、後ろ手に縛られて路上に倒され、
>ポケットに手を入れて表情ひとつ変えることのない警官に
>8分46秒も膝で首を押さえつけられ、「ママ!」と叫びながらカメラの前で殺されてもいいのか。

>日本にもさまざまなルーツを持つ人々が暮らしています。人種差別を受けたことがない人は
>その無知と鈍感さゆえに、異なる人種の人を排斥し侮辱するような物言いをしがちです。
>「そんなつもりはない」と言って。知ろうとしない姿勢こそが差別的なのだと気づいてほしいです。