南米もバッタ軍団

南米アルゼンチンの政府機関は23日、バッタの大群が同国北部に押し寄せ、農作物に被害が出ていると発表した。地元紙によると、大群は4千万匹ほどで、
1日で牛2千頭分、3万5千人分の食料に相当する農作物を食い荒らしているという。
アルゼンチンの農畜産品衛生管理機構(SENASA)の発表によると、バッタの大群は隣国パラグアイで発生、その後アルゼンチン
北部に侵入し、風に乗って南下を続けている。地元農業専門紙によると、
大群の帯は長さ10キロ、幅8キロほどに及び、毎日100キロほど移動。
キャッサバ、サトウキビ、トウモロコシなどを食い荒らしている。
今後、周辺国のウルグアイやブラジルでも広がる恐れがあるといい、警戒感が広がっている。
アフリカでも数千億匹とも言われるバッタが大量発生。収穫前の農作物を食べ尽くし、食料危機の懸念が高まっている。(サンパウロ=岡田玄)
https://news.yahoo.co.jp/articles/41edb8ac016bb2ae54ca039e3c40b3dbf61aff5e