信任状捧呈式が3カ月ぶり再開 2020.6.24 11:31

 天皇陛下は24日、皇居・宮殿で、新任の駐日外国大使が
本国から持参した信任状を受け取る「信任状捧呈(ほうてい)式」に臨まれた。
儀式は国事行為の一つ。新型コロナウイルスの影響で3月17日を最後に見合わせていたが、
マスク着用や消毒などの感染防止対策を講じて3カ月ぶりに再開した。

 この日は、4月9日に捧呈式を行う予定だったトンガとルワンダの新任大使がそれぞれ宮殿を訪問。
通常は大使らの希望により東京駅から皇居まで馬車列を運行するが、
見物人が集まらないように車で送迎した。
宮殿の南車寄せに到着した大使らはマスク姿で、消毒液の設置された通路を通って儀式に向かった。

 宮内庁によると、宮殿「松の間」で陛下が臨まれた儀式では、
大使らとの距離を2メートル程度確保し、握手を控えるなどの対策が取られた。

ttps://www.sankei.com/life/news/200624/lif2006240015-n1.html