「神聖な場所で…」墓石など100基破壊 警察が捜査 群馬 藤岡 2020年6月23日 18時56分

群馬県藤岡市の墓地で、墓石など合わせて100基近くが壊されているのが見つかり、
警察は器物損壊の疑いで捜査しています。

警察によりますと、被害に遭ったのは藤岡市内の3つの地区にある複数の墓地で、
今月19日から23日にかけて墓石などが壊されているのが相次いで見つかり、
これまでに確認されただけで合わせて100基近くに上るということです。

上落合地区にある宗永寺が管理する墓地では22日朝、およそ60基の墓石や地蔵などが
倒されているのが見つかり、中には完全に割れてしまっているものもあるということです。
近くに住む80代の女性は「墓地のほうで物音がしたので見てみると、
人が動いていたので業者だと思った。壊れた墓石を見てびっくりしました」と話していました。
寺の住職は「墓地は神聖な場所でこんなことをする人は理解できない。
檀家のことを思うとことばが出ない。早く犯人を捕まえてほしい」と話していました。

現場は上信越自動車道の藤岡インターチェンジから西に4キロほど離れた
田畑の中に住宅などが点在する地域です。
警察は、短期間に狭い範囲で壊されていることから同一人物の可能性もあるとみて、
器物損壊の疑いで、近くの防犯カメラの画像を解析するなどして捜査しています。

ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20200623/k10012481201000.html