>>520
アルバム「Let it be」の収録の頃は、もう完全に仲が最悪の状態だった
だけど、それじゃあ埒が明かないということで、初心に返って皆同じスタジオに集まってアルバムを
作ろうじゃないか、ということで始まったのが、ゲット・バック・セッションなんじゃな
そして、そのさなかに起きたとされておるのが、「マクビティビスケット戦争」じゃよ

四人とも英国人ゆえ、お茶の時間は欠かさない
もちろんお気に入りのお茶請けなんかもスタジオに持ち込んでるわけじゃな
ジョージ・ハリスンのお気に入りはマクビティビスケットだった
彼がそれを機材の上に置いて、一人スタジオに入り、いくつかのパートを録音しているとき、ふと
スタジオの中から機材室を見たジョージはびっくり仰天

当時既にジョンと付き合っていたヨーコが、ジョンとイチャつきながらひょいパクしていたのは、何と
ジョージのお気に入りのビスケットだったのだ
ジョージはスタジオの窓をガンガン叩きながら抗議するも、防音のため聞こえず
とうとう目の前でジョージのビスケットはヨーコに食べ尽くされてしまった

怒り頂点に達したジョージはクソアマに抗議の意思を伝えるとスタジオから出ていき、その日は
とうとう戻らず、この事件をきっかけにゲット・バックの雰囲気も完全に消え失せ、レコーディング
途中で放置され、そのまま何とかまとめて販売には至るものの、最後のアルバムとなったという