>>952
一応、餓鬼には数十種類あるんじゃが、大まかに分けて無財餓鬼と有財餓鬼となる

無財餓鬼はそのまま字の通り、何も持つことが出来ず、食べる物も一切口に出来ぬ
有財餓鬼は財物や食物をある程度思い通りに得ることが出来る餓鬼で、その限界によって「少財」
「多財」に分かれる

多財餓鬼は見目麗しく着飾っており、思うがままに飲食も得ることが出来る
しかし、有り余る物に囲まれながら、その一品でさえ失うことを恐れ、何もかもを独り占めにしようと
するため、かえって物を失う不安に苛まれ、その不満は留まることを知らず苦しむ

「求不得苦」、すなわち「求めても得られざる苦しみ」を示すのが餓鬼道の世界なのじゃな