【巨人】坂本勇人と大城卓三の濃厚接触者ら26人、PCR検査で全員「陰性」
2020年6月4日 14時53分 スポーツ報知

 3日に新型コロナウイルスPCR検査の結果が「微陽性」であることが発表された
巨人の坂本勇人内野手(31)と大城卓三捕手(27)との「濃厚接触者」9人
(2日の練習試合の相手の西武には一人もいない)と、「1メートル以内で15分以上
会話した」者を中心に球団が幅広く判断した17人の計26人について、
3日に受けたPCR検査の結果が全員「陰性」であることが4日、分かった。

 球団は5月29〜31日までに1〜3軍選手と首脳陣スタッフの希望者全員218人の
採血、抗体検査を実施した。そのうち、選手やスタッフ計4人について、
新型コロナウイルスの感染後に回復したことを示す「IgG抗体」が1日までに確認された。

 その4人について、球団は専門家と慎重に協議を重ね、すでに回復したことを示す
検体が確認されてはいるが、万全を期すためにPCR検査を受けることが2日の西武との
練習試合開始後に決まり、同日夕方にPCR検査を実施。3日午前に坂本、大城の2名に
ついて陽性判定の連絡があり、管轄の保健所に連絡し、同日の西武戦を中止とした。

 坂本と大城の新型コロナウイルス遺伝子量(CT値)は微量で、正常値ぎりぎりの
「微陽性」にあたる上、ともに回復を示す「IgG抗体」を持っていることから、
専門家からは2人ともに感染から回復した後、かなりの時間がたっているとの見解を得ていた。

 保健所の指導を受けながら、坂本、大城との濃厚接触者とされた9人と
「1メートル以内で15分以上会話した」者を中心とする17人の計26人については、
3日夕方にPCR検査を実施。この日、全員「陰性」判定が出た。

 坂本と大城も3日に都内の医療機関に入院後、同日午後に受けたPCR再検査の結果が
4日午前中に「陰性」と出て、今後は専門家の指導を受けながら早期の復帰を目指す。

 球団はその他の選手、首脳陣ら1軍メンバー全員のPCR検査を4日に実施し、
検査結果を見ながらになるが、5日の練習試合・ヤクルト戦(東京D)は
予定通り行う予定としている。

https://hochi.news/articles/20200604-OHT1T50097.html