【世論調査】アメリカ人の過半数が米軍による暴動鎮圧を支持
2020年6月3日(水)18時20分
ジェイソン・レモン
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/post-93583.php

全米に広がる暴動の取り締まりについて聞いた新たな世論調査で、
アメリカ国民の過半数、民主党支持者の間でも半数近くが、
軍隊を動員して地元警察を支援することに賛成であることが明らかになった。
5月25日にミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドが
警察に首を押さえられて死亡した事件に対する怒りがきっかけで
全米に抗議デモが広がり、その一部が暴徒化して略奪などをはたらいている。

米調査会社モーニング・コンサルトは、5月31日から6月1日にかけて世論調査を実施。
その結果、回答者の58%が、全米で発生している抗議活動や暴動の取り締まりについて、
警察とともに軍隊を動員することに賛成と回答した。反対は回答者の30%にとどまった。

さらに、回答者の3分の1の33%が軍隊の派遣に「大いに」賛成、
4分の1の25%が「ある程度」賛成、と回答した。
一方、米軍の動員に「大いに」反対するとした回答者は全体の19%、
「ある程度」反対するとした回答者は11%にとどまった。
この調査の誤差範囲は、プラスマイナス2ポイントとなっている。