何故ナマモノは、自分は官邸と闘ってますアピールをするのか?___

黒川氏の甘い処分巡るスクープ 官邸が怯える“リーク元”
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200601-00000010-pseven-soci

 首相官邸が霞が関の《クーデター》に怯えている。黒川弘務・前東京高検検事長の
麻雀賭博報道は政権に打撃を与えたが、安倍首相と官邸の側近官僚たちが
「文春砲」以上に肝を冷やしたのは黒川氏への大甘処分をめぐる共同通信の報道だった。

〈首相官邸に報告した法務省は、国家公務員法に基づく懲戒が相当と判断していたが、
官邸が懲戒にはしないと結論付け、法務省の内規に基づく「訓告」となったことが24日、
分かった。複数の法務・検察関係者が共同通信の取材に証言した〉

官邸が重大視しているのは、情報のリーク元が「法務・検察上層部」と見られるからだ。
「特捜部の現場検事が捜査情報をリークするのは日常茶飯事だが、黒川処分を
めぐる官邸とのやりとりの経緯は法務省と最高検の首脳部のごく一部しか知り得ない
トップシークレットだ。官邸のお目付け役だった黒川が辞任した途端に、法務検察
首脳部が官邸に弓を引いてきた」(官邸の安倍側近)

 追い討ちをかけるように、法務検察トップの稲田検事総長がTBS(JNN)の単独
インタビューで、「法務省側から訓告相当と言われ、『懲戒処分ではないのだな』と思った。
法務省と内閣の間でどのようなやり取りがなされたかはわからない」と処分内容への
自身の関与を否定した。検事総長が異例の単独インタビューに応じ、“私が決めた
処分ではない”と首相答弁をひっくり返したのだから前代未聞のことだろう。

元東京地検検事で、政府の年金業務監視委員長や総務省コンプライアンス室長などを
歴任した郷原信郎・弁護士が語る。
「安倍政権が盤石な間は、官僚機構は官邸を怖がっていた。政権が無理なことや
間違ったことをしても何も言えなかった。ところが、コロナ対策や検察庁法改正の
失態で政権のガバナンスが低下すると、今まで従っていた官僚機構は見切りをつけ、
圧力を恐れず告発に動き出すようになる。黒川前検事長の処分をめぐる法務検察
関係者の証言は、その動きの一つでしょう」