せやな_____

安倍内閣、支持率20%台「危険水域」 過去の政権は1年持たず 各社世論調査
北海道新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200530-00010002-doshin-pol

 安倍晋三内閣の支持率が「危険水域」に入りつつある。新型コロナウイルス対策や
検察庁法改正案を巡る迷走などを背景に、直近の報道2社の世論調査で20%台に
急落した。20%台になった近年の内閣は、6代続けて10カ月程度以内に退陣している。首
相官邸も神経をとがらせているが、打開の道筋は見いだせていないのが現状だ。

 「日々の支持率に一喜一憂することなく、与えられた使命に全力を尽くしていきたい」。
首相は25日の記者会見で、内閣支持率の急落についてこう強調した。

 だが、胸中は穏やかではない。朝日新聞の23、24日の調査では、支持率は29%と
第2次政権発足以降で最低になった。毎日新聞の23日の調査でも前回から13ポイント
急落し、27%に。森友・加計(かけ)学園問題などで批判が高まった2017年7月の26%に
次ぐ低さだ。

 官邸が気にしているのは、不支持率が支持率を大きく上回っていることだ。官邸筋は
不支持と支持の差が10以上になると政権運営が不安定化するという「10%理論」を唱えるが、
朝日、毎日の調査ではそれを大幅に超えた。

 また、政権の浮沈のバロメーターとしてしばしば用いられるのが、自民党の青木幹雄
元参院議員会長が提唱したとされる「青木率」だ。内閣と与党第1党(現在は自民党)の
支持率の合計が50%を切ると退陣に追い込まれるという理論だが、朝日、毎日の調査では
何とか50%を保っている状況だ。

 近年の政権の多くは、野党が参院で多数を占める「ねじれ国会」での政権運営を
強いられており、現政権と状況は異なる。ただ、長期政権で蓄積された不満が表面化
してきたとの分析もあり、野党には首相が打開策としてコロナ収束後に衆院解散に打って
出るとの見方も出始めている。