>>61の写真にもある「ゴッドマーズ」の原作者横山光輝先生のお話

自作品の映像化に関して、横山はその点については現実的かつ寛容で、
商業作品は第一に経済的に成功させなければならないという点に対して理解を持っていた。
白土三平が『ワタリ』について先に制作された映画版の表現や完成度への不満から
テレビドラマ化を拒否し、手配されていたスタッフやキャスト、予算などが宙に浮いてしまった際に、
代替企画の原作者として横山に急遽白羽の矢が立てられ、このために『飛騨の赤影』(仮面の忍者 赤影)の
連載を開始し、こちらは正統派の忍者漫画であったのに対して、テレビドラマ版は東映スタッフが知恵を絞り
原作とは大幅に毛色の異なる作品となりながらも、いずれも人気作品となった。