>>551
東京にほど近い北関東のとある街。デリヘルで働く優樹菜(鎌滝えり)は、実の母親・妙子(有森
也実)と義父・辰郎(村上淳)そして、辰郎の連れ子・稔(杉田雷麟)の四人家族。辰郎は酒に酔うと、
妙子と稔には暴力、血の繋がらない優樹菜には性暴力を繰り返した。母の妙子は、まったくなす
術なく、見てみぬふり。義弟の稔は、父と母に不満を感じながら優樹菜に淡い想いを抱いていた。
優樹菜が働くデリヘル「ラブラブ 48」で運転手をする貞夫(川瀬陽太)は、妻に逃げられ重度の
ギャンブル依存症。一人息子・洋一(椿三期)をほったらかし帰宅するのはいつも深夜。洋一は
暗く狭い部屋の中、帰ることのない母を待ち続けていた。稔と洋一は、同じ学校に通う中学二年生。
もとは仲の良い二人だったが、洋一は稔たちのグループからいじめの標的にされていた。ある日、
稔は家の中で、デリヘルの名刺を拾う。姉の仕事に疑問を抱いた稔は、自分も洋一と同じ、
いじめられる側になってしまうのではないかと、一人怯えるようになる。
稔と洋一、そして優樹菜。家族ナシ。友だちナシ。家ナシ。
居場所をなくした彼らがとった行動とは――

というのが粗筋
ここ十数年の「日本映画」にありがちな感じだなーと思った
ド素人の助平はともかく、寺脇研(ロマンポルノ研究家)はもっと面白い企画出来ただろうに、と
思わなくはない