殺人ドローンが一般人を次々に殺し出すまでのシナリオを描いた近未来ムービー「Slaughterbots」
2020年06月05日 21時00分
https://gigazine.net/news/20200605-slaughterbots/

人工知能(AI)の開発によって自律的に動くロボットや自動運転カーの開発が進んでいます。
そんな中、「自律的に人を殺すロボット」が開発されることを危険視する動きがあり、SpaceXのイーロン・マスクCEOやDeepMind共同創業者のデミス・ハサビス氏らが誓約書に署名を行ったほど。
もし「自律的な殺人ロボット」が開発されたら何が起こるのか、という1つの未来のシナリオがYouTubeに公開されています。
https://youtu.be/9CO6M2HsoIA

よくあるカメラ搭載のドローンに見えますが、人工知能(AI)を搭載しており、自律飛行が可能。
プロセッサは人間の100倍の速度で反応し、狙撃されないような「統計的に制御された動き」を行うとのこと。
カメラ・各種センサー・顔認識機能のほか、成型炸薬を3g搭載しています。

小型ドローンがマネキンの額に突撃したかと思うと、マネキンの額に穴が空きました。

この仕組みについて男性が解説。
ターゲットを発見すると……その額にぶつかっていきます。
爆薬は頭蓋骨を突き破り、その内容物である脳を破壊。

航空機から多数のドローンが投下される様子。
2500万ドル(約27億円)という予算でこのようなことができ、都市の半分の人を殺すことができるとのこと。

年齢・性別・体型・軍服・民族といった情報を入力することでターゲットの指定が可能。
「核兵器は時代遅れです。あなたの敵をバーチャルに、リスク無しで排除しましょう」だと男性は説きました。

中国の北京理工大学には、次世代の「AI兵器」を開発するために、18歳以下の若者を集めた「兵器システム開発」教育課程を設けており、
実際にムービーに登場するようなAI兵器が開発されてしまう可能性は十分に考えられます。

どんな形であっても人を殺す機械の開発が許されれば、すぐに大量破壊兵器が生み出されてしまうとして、ラッセル氏はこのような動きに対して警告。