※世の中、お金のために働いてる側面がありますが、思いやりや感謝の気持ちで社会を支えてる側面もあるのです。

先日、ある学校で母親が『子供に給食の時間、「いただきます」を言わせないで欲しい』という申し入れがあったそうです。
その理由は、給食費をちゃんと払っているのだからいいのではないかと言うものでした。
また、ある人の体験談は、「食堂で、『いただきます』『ごちそうさま』と言ったら、別のお客さんに『どうして?』と聞かれた。
「作った人に感謝している」と答えると『お金を払っているのだから、店がお客に感謝すべきだ』と言われた。」との事だった。

お金を貰っているとか、払っているとかに関係なく、自分が今生きていけるのも多くの人やものそして、社会の存在があるからだと感謝をし、有難いと思う。
その心の余裕と思いやりが必要です。拝金主義、「勝ち組」「負け組」などと心の通わない言葉で一人の人間を判断してしまう今だからこそ、
子供達や若い人達に人とものの大切さを知らせるために「いただきます」「ごちそうさま」の心は伝えていかなければならないと思います。

皆さんはどのように感じられるでしょうか。どちらが「正しい」、「悪い」という簡単な判断は出来ないと思います。問題なのは、「人」に欠落しているものは何かということです。
今回は「いただきます」という言葉を取り上げましたが、回りに対する「感謝の言葉」は沢山あるはずです。
私自身、今一度、人やものに対して思いやりの気持ちを考えながら「感謝の言葉」を大切にしていきたいと思っています。

http://www.rinnou.net/cont_04/rengo/2006-09a.html