ピーナ来襲

鳥取県は10日、成田空港の検疫で、県内に滞在予定だったフィリピン在住の30代男性と10歳未満の男児の親子2人について新型コロナウイルス陽性を確認したと発表した。県は11日、
関係部局を集めた情報連絡会議を開き、2人が来県した場合の対応などを確認した。
男性と男児は9日、成田空港に到着。入国制限対象地域であるフィリピンに居住していたことからPCR検査を実施し、陽性と判明した。陰性が確認されるまで
検疫所が指定する関東地方の療養施設に滞在する。2人に目立った症状はないという。
県によると、2人の滞在予定地が鳥取県だといい、県は2人が来県した場合の対応について、念のため4週間の健康観察を行うことなどを確認した。
平井伸治知事は「鳥取で感染の恐れが発生するものではない」。全国で感染者に対する差別的言動が多発していることに触れ、「感染を拡大させないよう本人たちも頑張っている。
鳥取らしくフォローアップしていく」と述べた。(矢田文)
https://www.asahi.com/articles/ASN5C5VCSN5CPUUB001.html