中国、ポンペオ氏のコロナ研究所発生説に「証拠なし」と反論
2020年5月6日 20:50 発信地:北京/中国 [ 中国 中国・台湾 ]

【5月6日 AFP】(更新)中国は6日、米国のマイク・ポンぺオ(Mike Pompeo)国務長官による、
新型コロナウイルスは中国・武漢(Wuhan)にあるウイルス研究所から発生したとする主張について、
「ポンペオ氏はいかなる証拠も持っていない」と述べて、同氏を非難した。

 中国外務省の華春瑩(Hua Chunying)報道官は定例記者会見で、
「この問題を託すべきは科学者や医療専門家らであって、
自国内の政治的な目的のためにうそをつく政治家らではないと思う」と述べた。

 これに先立ちポンペオ氏は3日、武漢の研究所を新型コロナウイルスの発生源とする
「大きな証拠がある」とインタビューで発言していた。

 華報道官は、「ポンペオ氏は繰り返し主張しているが、同氏には証拠を提示することはできない。
どうやって提示できるだろう? いかなる証拠も持っていないのだから」と話した。

 新型ウイルスは、動物から人間に感染したというのが多くの科学者の見方であり、
武漢の市場で食用に売られていた野生動物から発生した可能性も取り沙汰されている。

 世界保健機関(WHO)はポンペオ氏の主張について、「推測」にすぎないと指摘している。(c)AFP

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