>>1乙。
劇作家 平田オリザ
製造業の場合は、景気が回復してきたら増産してたくさん作ってたくさん売ればいいですよね。
でも私たちはそうはいかないんです。客席には数が限られてますから。
製造業の場合は、景気が良くなったらたくさんものを作って売ればある程度損失は回復できる。
でも私たちはそうはいかない。

大手芸能事務所「ホリプロ」の堀義貴社長
「エンタメは日本経済にさしたる影響力がないと思っているのではないか。政策を作る側の人は舞台を見に来ないし、
テレビドラマもアニメも何十年も見ていないのでは。どれくらいすごいのか分かっていない」
コロナ禍で経済が停滞する中、エンタメは「不要不急」で「生きるために必要ではない」と分類されがちだ。
「芸人のインタビューでの一言で人生が変わったという人もいるし、死のうと思っていた人も歌を聴いて百八十度人生が変わることがある。
『あったらいいな』と思うことに感情移入することが、どれほど自分の人生を豊かにしていることか」と、エンタメが果たす役割を強調する。

三谷幸喜
「今回で倒れる演劇芸能関係者は多い。でも、そこから再び若い芽が生まれる」
「ハコも一度は全部消えるだろうがすぐに新しいのが復活してくる」
「悲観はしてない。けど、はっきり言いたい『好きな仕事やりたいんで、お願いだから支援してください』とお世辞にも『芸術なんだから当たり前』なんて言えるものじゃない。
でも『この仕事を生き甲斐にしてるんです。お願いだから助けてください。』と支援を求めるべき。
やっぱりこの仕事で生きていきたいんです。」