>>725の続き

――そういう感じで「巣ごもり」を楽しめばいいということでしょうか。
 うん、ただ「巣ごもり」の弊害も確実にあるのだから何とかしなければ、と思っています。私たち政治家は、
目の前に仕事があるからいい。でも、ご高齢のご夫婦や単身者で、外に出られないといった方のことは
もっと真面目に考えなければならないと思います。緊急事態宣言が出されて「外出は控えてください」
「あれはやめてください」といったメッセージばかりが強調される。それに真面目な人ほど耳を傾けて、
家にこもる。

 本当は緊急事態というのは、自治体ごとに判断すればいいというだけで、その時に、人との接点が
断たれてしまうと「自分の存在って何だろう」と不安に思うようになる。誰とも会話しないで、特にやることも
ないと、そういう不安に直面してしまうでしょう。その方たちについてもっと思いを馳せなければと思うのです。
やることがある人はまだいい、なくなった人の心は心配です。

「じゃあお前に何ができる」と言われても、すぐに実行できる妙案があるわけではありません。もしも身内に
そういう方がいれば、電話をしたり、手紙を書いたりしていただきたい、と言うことくらいしか今はできません。
しかし、こういう方たちに何ができるか、ということもこの間の宿題として考えたいと思っています。