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こういう状況だから、本を読む時間が取れてるって______

ポスト安倍No.1 石破茂が語る「巣ごもり」の光と影――「あの人の#おうち時間」(7)
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/05061102/?all=1

――新型コロナウイルスによって生活はどう変わりましたか?
 3月末あたりから夜の会合がまったくなくなりました。会食といっても私の場合は、懇談会兼あるいは
勉強会兼、といったものでしたが、それらが全部キャンセルになった。
 また週末各地に呼ばれての講演会が7月くらいまで消えてしまいました。党の会議もほとんどなくなりました。
 それでヒマになったかといえば意外とテレビ出演や雑誌の取材が増えました。なぜか女性誌の
取材などもあるので完全に時間が空いたわけでもありません。

 ただ、それでも夜9時前には家に帰れるようになり、かなり時間ができたので、本を集中して
読めるようになりました。
 大臣や幹事長といった立場の時には、口癖のように「もっと勉強する時間が欲しい」と言っていました。
そういう立場を降りた後も、なかなか時間が取れなかったのですが、今回はかなりまとめて本を読む時間が
できつつあります。

 とりあえず必要性に迫られて目を通したものや、通そうとしているものは、以下のようなところでしょうか。
『国家安全保障の政治経済学』(吉原恒雄、泰流社)、『パンデミックとたたかう』(押谷仁・瀬名秀明、
岩波新書)、『国家権力の解剖 軍隊と警察』(色摩力夫、総合法令)、『軍事法廷 戦時下の知られざる「
裁判」』(北博昭、朝日選書)、『アメリカ大統領選 勝負の分かれ目』(大石格、日経プレミアシリーズ)、
『知られざる潜水艦の秘密』(柿谷哲也、サイエンス・アイ新書)等々。
 吉原先生の本なんかは何度も読んでいるのですが、もう一度読み返したい、と思って取り出しました。
 夏休み前に気宇壮大な計画を立てて失敗してしまう子供みたいにならないように、とは思っていますが。

――いかにも、というか硬い本ばかりですね。
 いやいやそんなことはないですよ。いい機会だから久しぶりに三島由紀夫を読み直そうとしていて、
これは楽しみなんですよ。『豊饒の海』4部作、『午後の曳航』『女神』『美徳のよろめき』……『豊饒の海』は
結構しんどいけれど、『美徳のよろめき』あたりはワクワクしますね。