うわぁ…。

迷走WHO、誤報を翌日撤回 Japan In-depth
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200503-00010001-jindepth-int

全世界にいま広がる中国発の新型コロナウイルスに対してはアメリカでも日本でもその
防疫対策の一つとして抗体検査が進められている。

ところがWHOは4月25日、この抗体検査の効果を否定する声明を出したのだ。以下の内容だった。
「新型コロナウイルスにかかって、回復し、抗体を持つようになった人が同じウイルスの再感染からは
守られるということに関しては、いまのところその証拠はない」
WHOはこの「抗体の効果に証拠なし」説を正規のウェブサイト上の「コロナウイルスに関する助言」という
場所で発表しただけでなく、ツイッターでも同趣旨を広範に流したのだった。

アメリカなど数カ国ではこの抗体検査の効果を重視して、抗体があるという個人には免疫ができていて、
コロナウイルスの再感染する危険はまずないとみなし、「免疫証明書」を発行することまで検討するように
なっていたのだ。
アメリカなどの諸国ではこのWHOの突然の警告に反発する向きも多かった。専門家たちの間でも「
抗体ができた人はなんらかの免疫を得ていることはまちがいない」と、WHOへの反発が表明された。

しかし驚いたことに、WHOはそうした反発に影響されたのか、それとも当初の「警告」がまちがっていた
ことがわかったのか、翌4月25日に否定の声明を出したのだった。以下の内容だった。
「WHOの新型コロナウイルスの抗体に関する声明が各方面に懸念を生んだようなので、明確化を試みたい」
「新型コロナウイルスに感染したほとんどの人々はある程度の水準の保護(免疫)を提供する
抗体反応を持つようになると、私たちも考えている」

以上のようにWHOは「抗体はある程度の水準の免疫をもたらす」と認めたのである。「証拠はない」と
断じていた前日の見解をみずから否定したわけだった。そもそもの発表が軽率で無責任だったと
みなさざるをえないだろう。

日本のメディアではこのWHOの当初の抗体効果否定声明だけが報じられ、その声明の取り消しは
ほとんど伝えられていないようだ。