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毎日新聞版。

山梨に帰省の感染女性が虚偽報告「犬心配だった」 上京は発覚後 濃厚接触者も陽性
毎日新聞2020年5月3日 21時03分(最終更新 5月3日 21時03分)

 帰省していた山梨県内で2日に新型コロナウイルス感染が確認された東京都の20代女性について
同県は3日、PCR検査結果が出る前の1日夜に都内に帰宅したと発表していたが、
実際の帰宅は陽性結果報告を受けた後の2日だったと訂正した。女性が虚偽の説明を
保健所にしていた。女性は「飼っている犬が心配だった」などと述べているという。

 同県によると、女性は1日に県内で検査を受け、2日午前9時ごろ、保健所から陽性との報告を受けた。
その際女性は「既に都内に帰宅している」と虚偽の説明をしたが、実際は同日午前10時過ぎに
富士急ハイランドバス停から新宿行きの高速バスを利用し帰宅していたという。
2日に県の記者会見を見ていた女性の知人から保健所に情報提供があり、明らかになった。
県は感染者からの正確な情報収集を目的に特別チームを発足させているが、
今回の虚偽報告については「実家で暮らす親族も
女性と同じ虚偽申告だったので話の中で矛盾点は見つけられなかった」と話している。

 県の担当者は「この行為が周囲の人を危険にさらす行為だということを十分に理解してほしい。
同じバスに乗車した人で健康状態に不安がある場合は最寄りの保健所に相談してほしい」と話している。

 県は3日、女性の濃厚接触者としてPCR検査をした県内在住の20代男性が新たに陽性だったと発表した。
県内56例目。女性とバーベキューをしていた友人4人とは別という。【金子昇太】

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