>>377
石川みたいなこと言ってんな、現状できる範囲でやってんだから
文句言うなよ。

備えは改憲でなく

 緊急事態宣言が延長されれば、国民はさらに長期間、生活不安や不自由を強いられる。
それをしのいでいくためには、国家は国民を必ず守るのだという指導者の覚悟と、それに対する信頼感が欠かせない。

緊急事態を宣言した先月7日の記者会見で、安倍首相が「最悪の事態になった場合、責任をとればいいというものではありません」
と責任論をかわしたのは、その自覚がないことの表れというほかない。

今回の事態を受け、自民党などの一部の議員からは、憲法に緊急事態条項を新設すべきだとの声が出ている。
国家的な緊急事態になれば、内閣は法律と同じ効力をもつ政令を定めることができるといった内容だ。

 だが、このように憲法秩序を一時的に停止させる強力な権限を内閣に与えるまでもなく、25条2項
をもとに新型インフルエンザ等対策特別措置法や感染症法などの法律がすでに整えられている。
必要なのはそれらの法律に不備はないか、適切に運用できる体制は十分なのかを常に点検することだ。

いま安倍政権がなすべきは、憲法を変えることではない。憲法に忠実に従い、国民の命と生活を確実に守ることである。