アップルとグーグル、新型コロナ追跡アプリで位置情報の利用禁止
2020年5月5日 / 14:48
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-apps-idJPKBN22H0H0

[4日 ロイター] - 米アップル(AAPL.O)とアルファベット(GOOGL.O)傘下のグーグルは4日、
両社が共同開発する新型コロナウイルスの感染追跡アプリについて、位置情報の利用を禁止すると表明した。

アップルとグーグルは4月に新型コロナ感染追跡アプリを共同開発すると発表した。
アプリは、携帯端末に内蔵された近距離無線通信機能の「ブルートゥース」を活用し、
ウイルス検査で陽性結果が出た感染者の近くにいる人に通知する。この技術は、公衆衛生当局のみが使用できる。

両社は、プライバシーの保護、アプリを政府の住民データ収集に使わせないことが最重要の目標としている。

アップルやグーグルの端末のGPSデータを利用できないとなると、公衆衛生当局は、他の方法で得るしかない。
ただiPhoneやアンドロイド端末では、ユーザーが忘れずに再接続させないと、
バッテリーの節約などのためにブルートゥースの接続は一定時間経過すると解除されるため、感染者の接近を見逃すケースも起こり得る。