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長崎の伊客船、新たに４３人感染で計９１人に　陰性なら帰国調整　2020.4.24 22:06

　長崎市香焼町の三菱重工業長崎造船所に停泊中の
イタリア籍クルーズ船「コスタアトランチカ」の乗員に新型コロナウイルス感染が拡大している問題で、
長崎県は２４日、新たに乗員４３人の感染を確認したと発表した。
感染者は、これまでに判明していた４８人と合わせて、乗員計９１人となった。
県は全乗員計６２３人を検査する方針で、大半の検査結果が２５日にも判明する見通しだ。

　加藤勝信厚生労働相は２４日、陰性と判明した外国籍の乗員は
帰国することで調整していると明らかにした。
県などによると、国立感染症研究所の専門家が２４日、初めて乗船した。
これまで船外で船医や船長から話を聞くなどしており、
汚染区域と安全区域の設定といった対策を進めたとみられる。

　一方、運航会社「コスタクルーズ」の日本支社は、
近くに停泊する同社の別のクルーズ船２隻が、近日中に国外に出港するとホームページで公表。
県などによると、２隻に乗客はおらず、乗員計千人余りの感染は確認されていない。

ttps://www.sankei.com/west/news/200424/wst2004240051-n1.html