感染者差別の防止策検討を要望 山中教授ら、新聞協会と民放連に 2020.4.24 20:42 共同通信

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授らは24日、
日本新聞協会や日本民間放送連盟に、感染者や医療従事者への差別や偏見を防ぐための方策を
共に検討するよう求める要望書を送ったと明らかにした。

 山中教授や押谷仁東北大教授ら4人の連名の要望書は、台湾や香港では、
2002年ごろの重症急性呼吸器症候群(SARS)での経験を生かし、
報道を通して国民の連携を高めていく仕組みを構築したと指摘。
日本ではこれまで「どのように感染者情報を取り扱い、報道機関がどのように報道し、
差別や偏見を助長せずに危機を乗り越えるべきか」という議論の機会がなかったと問題を提起した。

 社会の連携を強め、新型コロナウイルスの脅威に共に立ち向かうため、報道機関各社へ協力を要請。
新興感染症の報道に関するガイドラインの作成なども求めた。

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