米、WHOに拠出再開しない可能性も 「大胆な変化が必要」 2020.4.24 07:52

 ポンペオ米国務長官は22日夜、保守系FOXニュースで、
世界保健機関(WHO)への資金拠出停止に関し、WHOが改革を実施しない場合、
拠出を再開しない可能性があるとの考えを示した。WHOに一層の圧力をかける狙いとみられる。

 ポンペオ氏は新型コロナウイルス感染症への対応を巡り「中国には必要な透明性がない。
それを実現するのはWHOの責任だ」と指摘。トランプ大統領の拠出停止の決定について
「完全に適切だ。WHOの構造的な改善が必要だ」と訴えた。

 さらに「米国は(資金を拠出する立場に)戻らない場合があるかもしれない」と強調。
「それ以上に大胆な変化が必要かもしれない」と述べた。

 トランプ氏は14日、WHOが中国寄りの立場を取って対応に失敗したと非難し、
資金拠出を一時停止するよう指示したと表明。
WHOのテドロス事務局長は22日、米国に再考を促したほか、
自身が辞任する考えはないことを明かした。(共同)

ttps://www.sankei.com/world/news/200424/wor2004240008-n1.html