石川県 新型コロナ対応ベッド数 国に報告の5分の1にとどまる 2020年4月14日 0時29分

石川県は、新型コロナウイルスの感染者に対応する病院のベッド数について
これまで500床余り確保したと国に報告してきましたが、NHKの取材で、
実際に入院可能なベッド数は、12日時点で110床とおよそ5分の1にとどまっていることが
分かりました。県では今後、医療機関に改めてベッドの提供を要請することにしています。

石川県は、新型コロナウイルスの感染者に対応する病院のベッド数について、
これまで感染症指定医療機関の20床に加えて、
公立病院を中心に協力を得て合わせて520床を確保できたとして国にも報告してきました。

しかしNHKの取材で、実際に確保できているベッド数は12日時点で110床と、
その5分の1程度にとどまっていることが明らかとなりました。

石川県によりますと、520床というのはあくまでも各医療機関に要請した数で、
実際にベッドを提供できるかどうかまで県では確認をしてこなかったということです。

石川県では、感染者数が100人を超え、医療従事者にさらに負担をかける状況が続けば
地域医療が危機的な状況に陥りかねないなどとして13日、県独自に「緊急事態宣言」を出しました。

患者の急増でベッド数はすでにひっ迫しているということで、今後、県内の医療機関に改めて
ベッドの提供を要請するとともに、症状が軽い人を受け入れる施設の確保も目指すことにしています。

ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20200414/k10012385431000.html