新型コロナウイルスの感染拡大に対して、強大な権力を持つ筈の安倍政権がこれほどまでに無能である理由
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200408-00216383-hbolz-soci

安倍政権が緊急事態宣言を出せない事実を、安倍政権が独裁政権ではない(=コントロールが効いている)理由として持ち出す論調がある。しかし実際は、それは逆であると考えるべきだろう。
権力が集中しておりコントロールが効かない政権だからこそ、安倍政権は決断力を欠いているのだ。優柔不断な政権の「控えの間」において、様々な「陰謀」はうごめく。
お肉券やお魚券。オリンピックに旅行券、あらゆる団体が自分の利権を通すため、非公開の世界で跋扈する。シュミットはこれを「弱い全体国家」と呼んだ

「例外状態」を目の前にして全くの決断力を欠き、現実逃避する首相を持つ我々は現在、バロック的な、破綻した物語の中にいるのだ。
世間のマスク不足が明らかになってからおよそ2か月後、「安心感を与えるため」と称し全世帯に布マスクを2枚ずつ配るという方針を決定する首相、コロナ終息後に配布する予定の商品券の名称に悩む首相を映画やドラマの中に登場させたとするならば、
それはあまりにもリアリティを欠いているものとして、酷評されてしまうのではないだろうか。
しかし今や、それが現実なのである。