知ってた____

WHO北朝鮮に感染対策資金
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200404-00010001-jindepth-int

いまの世界では新型コロナウイルスに感染されていない国はきわめて珍しくなった。北朝鮮がそんな
国の一つのはずである。あえて「はずである」と書くのは、実際にそうなのかどうか、疑問があるからだ。
ただし北朝鮮政府が公式に自国内にはコロナウイルスの感染者は1人もいない、と宣言していることは
まちがいない。
ところがその北朝鮮に対して世界保健機関(WHO)から合計90万ドル(約1億円)の新型コロナウイルス
対策費が支給されたことが判明した。

この資金はもともとは国連の人道支援機関からWHOに支給され、さらにWHOから北朝鮮政府に
「コロナウイルス感染と戦う資金」として与えられた。複数のアメリカや韓国の報道機関が国連の
発表を基にこの動きを報道した。

それらの報道によると、この資金は国連の「中央緊急対応基金」と呼ばれる。同基金は自然災害や
疫病災害などの人道上の危機への緊急の救済を目的とした財政援助資金とされる。この基金を
管理するのは国連のなかの人道問題調整事務所(OCHA)という機関だという。

同調整事務所の発表では、この90万ドルの資金は2月末に北朝鮮政府に与えられた。その名目は
「新型コロナウイルス感染と戦うための資金」とされており、普通に解釈すれば、北朝鮮の国内にすでに
コロナウイルスの感染が発生し、その患者の治療や感染の拡大の抑止のために使う資金と受け取れる。

ところが北朝鮮政府はこれまで一貫して自国内にはコロナウイルスは侵入しておらず、感染者も一人も
出ていないと宣言してきた。実際に中国との国境、韓国との境界線を厳重に封鎖する措置などを
とってきたという。

国連の人道問題調整事務所はこの基金の目的についてさらに「グローバルに広がった新型コロナ
ウイルスをそれぞれの国内で封じこめるための努力への財政支援」と述べており、その供与先のリストは
北朝鮮以外はみなすでに感染者を出した諸国だった。