※水中ドローンは、ダムの点検や養殖でも使えるのです。

水の底に”巨大市場”...「水中ドローン」で海の産業革命を起こす!?
4/13(月) 23:50配信テレ東プラス
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200413-00010000-tvtplus-bus_all

水中ドローンを開発するうえで最も困難だったのは、本体と船上のモニターを結ぶ「ケーブル」だった。
水中は電波が通らないため、ドローンとは有線でつなぐしかないのだが、

「潮の流れでケーブルがたわんで、ドローンが浮いてしまう」(伊藤社長)という問題が立ちはだかったのだ。
最終的に、伊藤氏らは波の抵抗を受けにくい「極細」で、かつ切れにくいケーブルを開発。これでようやく、水中を自在に動き回り、沈むことができるドローンを実現できたという。

水中ドローンが3月下旬、海ではなく「ダム」に投入された。100年以上前に、神戸市で水道用として建設された「立ヶ畑ダム」だ(現在、水道利用は休止)。
実はこうしたダムや港など水中インフラでは、「老朽化の点検」が欠かせない。これを従来は、潜水士が潜って全部目で見て確認するしかなかった。
しかし「水中の作業は過酷なので、潜水士がどんどん減ってきている」(伊藤社長)。これを水中ドローンによって大幅に省力化できないか、いま実証実験中なのだという。
水中ドローンが先に様子を確認し、補修が必要な時だけ潜水士が潜れば、人手不足を解消でき、コストも下げられる。

そのほか、魚の養殖施設で育ち具合や設備の破損をチェックするなど、水中の「見える化」需要は幅広い。