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コロナ研用にオレサマまとめ1、かなり省略

緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康)

●1. 新型コロナウイルスの103株の遺伝子を比較
1個の塩基の違いによって2タイプ
・L型は中国・武漢で,1月7日以前の分離株の約96%: 強力
・S型は武漢以外で,1月7日以降の分離株では約38%
アミノ酸1つの違いなので,免疫学的に同じウイルスでOK

●2. コロナウイルスの増殖
増殖性・気道からのコロナウイルス放出は、インフルエンザの約100分の1程度

●3. ウイルスの感染能力の安定性
・オープンエアでは2m離れると乾燥して飛沫核になり感染しない
・室内で湿度が高ければ30分程度感染性を保持する
・5〜10μmの飛沫は鼻腔や上気道に沈着
・2〜3μmの飛沫核は肺胞まで到達
・呼気に含まれる1μm程度のエアロゾルが吸気されて上気道・下気道に感染
・感染場所により検出までの時間や感染病態に違いが出る
・湿気が多い空間・密室では換気や除湿を心がける

●4. 湿度と気道の乾燥,エアロゾルの乾燥
気温の低い冬は夏に比べて気道が乾燥して感染しやすい。
マスクは吸気の湿度保持,気道粘膜の乾燥防止,繊毛運動の保持に有用。
部屋の加湿は気道には優しいが,ウイルスの感染性を長時間保つ。

※「息の可視化実験」でyoutube検索すると恐ろしい