処方箋なしで医療用医薬品を購入できる「零売薬局」とは何か
3/29(日) 7:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200329-00000002-pseven-life

病院に行かずに薬をもらう方法はもうひとつある。「零売薬局」の利用だ。

病院で使われる医療用医薬品は約1万5000種類とされるが、実は、このうち半数の約7300種類は処方箋なしでの販売が認められている。
その医療用医薬品を専門に扱ってバラ売りしているのが零売薬局だ。その一社、銀座薬局代表の薬剤師・長澤育弘氏が語る。

「全国的にはまだ店舗は多くありませんが、都内に数店舗ある零売薬局では一般のドラッグストアには置いていない効き目の強い医療用医薬品を購入できます。
慢性疾患の薬は原則として処方箋がないと買えませんが、強力な解熱剤や痰を切る薬、咳止めや抗アレルギー剤などは置いています」

零売薬局の医薬品を購入する場合、当然、保険は適用されないため全額自己負担になる。

しかし、病院に行けば診察料や処方箋料、薬局でも調剤料や指導料がかかる。
いつも服用している薬が零売薬局の販売対象で、かかりつけの病院には通院したくないが、薬がすぐ必要という場合には有効な選択肢になる。