新型コロナ、米で病院ベッド不足の可能性 患者選別への懸念高まる
2020年3月17日 19:26 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 ]

【3月17日 AFP】新型コロナウイルスの感染拡大により、
米国の病院でベッドや人工呼吸器、マスクなどが不足する可能性が出ており、
患者を選別して治療を行う必要性が今後出てくるのではないかと医師らは危惧している。(以下略)

ttps://www.afpbb.com/articles/-/3273860

> しかし経済協力開発機構(OECD)によると、世界の経済をリードする米国の病院ベッド数は
>わずか100万床で、これは人口1000人に対し2.8床の割合にすぎない。この割合は感染流行によって
>深刻な影響を受けている韓国(12.3床)、中国(4.3床)、イタリア(3.2床)に比べ、はるかに少ない。
> また米国病院協会(American Hospital Association、AHA)によると、
>集中治療室(ICU)のベッド数は10万床に満たず、すでにほとんどが空いていないという。
> 米保健省は、感染者のおよそ5%に病院での集中治療が必要になるとして、ICUのベッド数は感染状況が
>穏やかな場合で少なくとも20万床、深刻な場合であれば最大290万床が必要になると推測している。
> また重症患者は人工呼吸器を必要とする場合が多いが、
>米国の病院には16万台ほどしかなく、こちらも全く足りていない。

> このような状況から、医療従事者の中には
>今後恐ろしい決断を下さざるを得なくなると不安になっている人たちもいる。

> ジョンズ・ホプキンス大学のバーマン生命倫理学研究所で副所長を務めるナンシー・カス氏は、
>医療従事者がベッドや人工呼吸器を割り振る決断に迫られた場合、
>「モラルストレス」に陥る危険があると指摘。医師らを一人でそのような恐ろしい選択に直面させないよう、
>事前にガイドラインを作成するよう当局に呼び掛けている。