川内原発1号機が運転停止 テロ対策施設の遅れで全国初
女屋泰之、川田俊男 2020年3月16日 18時07分

 九州電力は16日、川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)の運転を停止した。
テロ対策施設が期限内に完成しないためで、完成の遅れで原発が止まるのは全国初。
最新の知見で引き上げた基準を既存の原発にも適用する
「バックフィット制度」で停止に追い込まれた初のケースでもある。
今後、川内2号機のほか、関西電力や四国電力の原発も停止を余儀なくされる見通しだ。

 テロ対策施設「特定重大事故等対処施設」は、航空機が衝突するようなテロ攻撃を受けても
遠隔で原子炉を制御するためのもので、新規制基準で原発本体の安全対策工事計画の認可から
5年以内の設置が義務づけられている。(以降登録記事)

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