新型コロナ、情報隠ぺい否定 米高官に「不道徳」と反論―中国外務省 2020年03月12日20時05分

 【北京時事】中国外務省の耿爽副報道局長は12日の記者会見で、
湖北省武漢市から広まった新型コロナウイルスの対応で
「中国が情報隠蔽(いんぺい)をした」と米高官が批判したことについて、
「中国のせいにせず感染対策に協力してほしい。この種の言動は不道徳で無責任だ」と主張した。

 ロイター通信によると、オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は11日の講演で、
早い段階で新型コロナウイルスに警鐘を鳴らした医師が当局に処分されたことを指摘し、
「残念ながらウイルスの発生が隠蔽され、国際社会が対応するための2カ月が失われた」と語った。

 これに対し、耿氏は、中国が世界保健機関(WHO)や米国に
ウイルスの遺伝子情報を提供してきたと強調。
さらに「中国の強力な措置や人民の巨大な犠牲により
世界にウイルスがまん延することを効果的に防ぎ、
国際社会の対応のために貴重な時間を確保した」と語った。

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