「早期下船なら感染減らせた」 クルーズ検疫で海外研究
2020/3/11 16:23 (JST) 3/11 16:40 (JST)updated ©一般社団法人共同通信社

 新型コロナウイルスの大規模な集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、
スウェーデンなどの研究チームが「早期に全員を下船させていれば
感染者を大幅に減らせた」とする推計をまとめ、11日までに国際医学誌の電子版に発表した。

 同船では乗客乗員計約3700人のうち、700人近くの感染が確認されている。

 数理モデルを使った推計によれば、船が横浜港に着いた2月3日時点で乗客全員が下船した場合、
感染者は76人にとどまるとの結果になった。一方、客室での待機要請などの介入を何もしなければ、
さらに2千人以上の感染者が出ていたとも分析している。

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