中国向けに不正輸出、機械メーカー社長ら3人逮捕

 生物兵器の開発に転用可能な噴霧乾燥装置「スプレードライヤー」を
中国向けに不正輸出したとして、横浜市の機械メーカーの社長ら3人が警視庁に逮捕されました。

 外為法違反の疑いで逮捕されたのは、
横浜市の「大川原化工機」の社長・大川原正明容疑者(70)ら3人です。
3人は2016年6月、噴霧乾燥装置「スプレードライヤー」を、
国の許可を受けずに中国・上海のドイツ系企業に不正に輸出した疑いがもたれています。

 「スプレードライヤー」は液体を乾燥させて粉状にする装置で、
食品や医薬品の製造に使われますが、生物兵器の製造に転用可能だとして輸出が規制されています。
警視庁公安部は捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしておらず、
「大川原化工機」の本社を家宅捜索するなどして、不正輸出の実態解明を進めています。

ttp://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3927129.html