船内「行動制限なし」と乗員証言 クルーズ船、陽性の客と接触も
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020030801001817.html

新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で働いていた日本人の乗員が、8日までに共同通信の
電話取材に応じた。政府が乗客に客室待機を求めた2月5日以降も「乗員は行動を制限されず、ウイルス検査で陽性だった乗客と接触していた。
マスク着用以外の感染防護策は乗員任せだった」と証言した。

 乗員の詳細な証言が明らかになるのは初めて。乗員を介して感染が広がった可能性があるとの指摘も出ているが、厚労省幹部は取材に
「政府の対応に問題はなかった」と強調。「防護が十分だったかどうかは今後検証する」としている。

 証言した乗員は2月下旬に下船した。