【中央日報】 福島の菅直人、大邱の丁世均…首相が行けば助けになるのか [03/05]
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【現場から】福島の菅直人、大邱の丁世均…首相が行けば助けになるのか
中央日報/中央日報日本語版 2020.03.05 08:42
https://japanese.joins.com/JArticle/263308

東日本大地震が発生した翌日の2011年3月12日未明。
福島第1原子力発電所の吉田昌郎所長(2013年に食道がんで死去)は
東京電力本社との映像電話で口調を強めた。菅直人首相の突然の訪問を知らされたのだ。
原発内のすべての電源が失われ、原子炉冷却装置が作動しない絶対的な危機状況で、
現場責任者の吉田所長に出されたミッションは「首相を迎えろ」だった。

菅首相はこの日午前7時ごろ現場に到着した。枝野幸男官房長官(現立憲民主党代表)
さえも「政治的な行動であり100%非難される」と引き止めたが無駄だった。
東京工業大学応用物理学科を卒業した理工系出身の首相は「原発は私がよく分かる」と
言ってヘリコプターに乗った。菅首相が当初現場を訪れた理由は、
原発1号機の爆発防止のための排気作業を促すためだった。
しかし菅首相が現地入りした後、原発1号機では水素爆発が発生し、
政界では「首相のために1号機の排気作業がさらに遅れた」という批判が出てきた。

実際、菅首相は「バッテリーは縦横何メートルほど必要か」
「ヘリコプターで運べるのか」など細かな部分まで問いただして直接関与しようとした。
しかしそうするほど現場に混乱を招いた。後に国会原発事故調査委員会の最終報告書は
菅首相の視察について「指揮命令系統の混乱を深めた」と酷評した。(以下略)