>>1 おつおつ

>>前スレ993
https://sai-zen-sen.jp/works/extras/sfa026/01/01.html
岡村
この文章、プロ野球好きにとってはうなるしかないサービス要素がそこかしこにちりばめられているんです。
例えば、選手によっては異なる世界線で阪神に入団すると大成しないとか、このへんの設定がめちゃくちゃリアルで
読んでいて説得力があるんですよ。

太田
あの時代の阪神はひどかった。この作品は一流の野球批評にもなっているんです。

岡村
いまいちピンとこない人もいるかもしれませんが、ここに出てくる監督や選手のエピソード、
実際にあったことばかりなんです。選手の後年のインタビューなどを調べた上で書かれた、
リアリティのある話なんですよ。タイムリープできるというフィクションと、リアルな事実が組み合わさっている、
かなり稀有な作品といえます。
『シン・ゴジラ』もそういう作品で、ゴジラ自体はフィクションだけど自衛隊のシミュレーションはリアルに描かれているじゃないですか。


嘘を二個つかない、かつ嘘じゃない部分はリアルに描く。だからこそ嘘が面白くなるわけで、
嘘が複数あると途端にとっちらかって読者の興味が薄れちゃうんです。面白い物語の基本ですね。

岡村
そう、「大ウソ×超リアル」のバランスが絶妙なんです。そもそも阪神という球団の恐ろしいところは……

(太田と岡村、野球について熱弁)