中央日報、ムンムンを叩きまくる

野火のように広がる新型肺炎の大規模感染拡大を防ぎ犠牲を減らすには、使える人材・物資・予算を総動員しなければならない。国が公権力を最大限活用し動員力を最大化しなければならない。だが文在寅(ムン・ジェイン)政権の実状はそうではない。
文大統領は一昨日大邱(テグ)で「政府を信じてともに進んでいこう」と
して政府の支援意志を強調したが、現場は違う状況だ。
感染者113人のうち83人が隔離された慶尚北道清道テナム病院の場合、
医療陣が保護服もなくマスク1枚で患者を世話している。製造業大国である
大韓民国が保護服など基礎的な物品さえ不足現象を体験するあきれ返る状況だ。
政府の対応能力と動員措置がそれだけ緻密かつ迅速にできなかったためだ。
マスク品薄現象を見れば政府の能力が端的に現れる。韓国には保健用マスク製造業者が113社もある。これら工場の1日最大生産量は1300万枚だ。だが相当数が中国に輸出されたため韓国国内では品薄現象を招いた。
遅れて政府は28日ごろから薬局、郵便局、農協など公的販売所を
通じ毎日マスク350万枚を供給することにした。これまで公権力が無力だった。
大邱では感染者100人余りがベッド不足で入院もできずにいる。感染者が短期間に急増した理由もあるだろうが、専門家らが地域社会感染拡大を以前から警告していたのに備えを
怠ってこうした結果がもたらされた。医療陣の状況も劣悪だ。全国で民間医師200人が2日間自発的に休暇を取り大邱・慶尚北道に駆けつけたが
依然として不足している。権泳臻(クォン・ヨンジン)大邱市長は「軍医官などを送ってほしい」と政府に訴えた。軍統帥権者である大統領は国防部を通じて
迅速に措置しなくてはならない。ところが国防部はまだ動かずにいる。
集団感染が発生した新天地教会に信徒名簿を要請して1週間浪費したのも痛恨の失策だ。疾病管理本部に強制力がないなら警察力や地方自治体を動員すべきだった。
こうしたすべての過程を見ると言葉ばかり先に立ち実際の危機の前では右往左往するアマチュア政権の実状を表わした。
https://japanese.joins.com/JArticle/263041