新型コロナ問題、メディアに出て来る「専門家」の発言は信じられるか
3/6(金) 6:01配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200306-00230888-diamond-soci

記事によると、上氏は、厚労省が1日3830件のPCR検査が可能と言いながら、
韓国などに比べても圧倒的に少ない検査実施にとどまっている背景などを問われるなかで、
「厚労省がよほど(検査を)やりたくないのだなあと。そういうニュアンスを感じます」と発言。

その背景に、厚労省が民間の検査会社を使わない自前主義などの「省益」があることや、
「予算の問題と、もう一つは感染者を多く見せたくないんじゃないかというウラがあるように感じます」などと答えている。

そこには、「新型コロナウイルスのpcrの陽性的中率の議論。私は風邪患者の2割程度は新型コロナウイルスだと考えています。
感度7割、特異度9割で陽性的中立は8割です。何が問題なのかな?」と書かれていた。

陽性適中率というのは、検査で陽性だった人のうち罹患している人の割合なので、14人/22人=64%となり、「8割」は間違っているという結論になる。
単なる計算間違いなのかもしれないが、専門家として政府の対応を厳しく批判しながら、途中で「1+1は3ですから」と言われたような気分だ。

「NEWS23」での上氏の発言が間違いということにはならないが、これまでの意見に間違いがある場合、一般的な推論法からいっても、信憑性が問われるのではないか。
メディアは陽性適中率などの数字にあまり関心がないのか、理解できないのかは知らないが、こうした間違いをする「専門家」を番組で使って大丈夫なのかと筆者は心配になる。