謎の“国旗売り”の正体は・・・ 各地に出没の「ベッグパッカー」?
2020/2/21 16:47 (2020/2/21 17:24 更新) 西日本新聞 黒田 加那

 「小さな日本国旗を売る外国人に会った。募金のつもりで買ったが詐欺かもしれない」。
西日本新聞「あなたの特命取材班」に、福岡市西区の男性からこんな声が寄せられた。
JR博多駅近くで同様の外国人に遭遇したという女性も。
ツイッターでも、東京や沖縄などで同じ経験をしたと語る人たちが相次いでいる。
どうやら日本のあちこちで、謎の”国旗売り”が活動しているようだ。

 男性の報告はこうだ。1月29日の午後2時半ごろのこと。
男性が営む自動車整備工場で仕事をしていると、20代くらいで茶髪の白人男性が入ってきた。
 無言で差し出されたカードにはこう書かれていた。「私たちは聴覚障害者です。
あなたたちとの文化にふれあいたいので、私たちの旗を500円で購入していただけれ
ば素晴らしい日本を知ることができる」。ちょっと怪しげな日本語に英語が併記されていた。
 募金の一種だろうと思った男性は、旗を2本受け取り、計千円を支払った。
白人男性はお金をもらうと黙って出て行ったという。(以下略)
ttps://www.nishinippon.co.jp/item/n/586052/

> 国旗売りの報告は国内にとどまらない。
> 海外では、募金などの形で旅行資金を求めながら旅をする「ベッグパッカー(beg packer)」の存在が
>報じられている。大きなリュックを背負って旅をする「バックパッカー」と、
>物乞いを意味する英語「ベッグ(beg)」を掛け合わせた造語だ。

> こうした行為は犯罪行為に当たらないのか。福岡西署の担当者は「詐欺なのかどうかも分からないし、
>立件は難しいだろう」としており「不審に思ったら周囲の人や警察に相談を」と呼びかけている。