新型肺炎 韓国で感染者150人超、新興宗教信者400人以上に症状 2020.2.21 11:56

 【ソウル=桜井紀雄】韓国政府は21日、新型コロナウイルスについて、
新たに52人の感染が確認され、韓国での感染者数が計156人になったと発表した。
韓国政府は同日、新たな感染者が集中している南東部の大邱(テグ)と
慶尚北道(キョンサンプクト)清道(チョンド)地域を感染症の「特別管理地域」に指定し、
重点的な防疫措置を取る方針を決めた。

 大邱では、新興宗教団体「新天地イエス教会」の教会に通っていた信者の間で感染が広がっている。
大邱市の調査に、400人以上の信者が何らかの症状があると答えており、
今後の検査でさらに感染者が増える可能性が高い。

 韓国で確認された感染者は18日の31人から3日間で5倍に増えた。
軍兵士の間でも感染が判明している。

 ソウル中心部でも感染者が確認されており、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は21日、
感染拡大を防ぐため、これまで大規模なデモが行われてきた
市中心部の光化門(クァンファムン)広場での集会を当面、禁じる方針を明らかにした。

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