2020年1月26日 投稿者: SINCERELEE
朝鮮には「勤勉」という価値観が無かった

日本の佛教大学のパク・クァンジュン教授が、MBC系列の韓国のネットメディア「Mエコ
ノミー」で述べた内容からの抜粋となります。もともとかなり長いので、抜粋でも結構
長いです。

教授は、日本が近代化に成功し、朝鮮は出来なかった大きな理由として、「勤勉」の考
え方があると指摘しています。本ブログ、日本で活動中の韓国人教授の寄稿文を何度も
載せてきましたが、反日に関わる内容がほとんど無いのは初めて見ました。唯一の反日
な内容は「明治天皇」を「明治国王」と呼ぶところですが、これはソース記事の記者が、
記事を書きながら直した可能性もあります。

・朝鮮の経済は、徹底した国有化体制が確立され、そはれ朝鮮末期まで変わりませんで
した。政策の基調は「務本抑末」。本業である農業に力を入れ、末業(本業でない)で
ある商業を抑制するというものでした。朝鮮にとって、商業は「赤子が井戸に入ろうと
する(赤子入井)」危険な行為でした

・無知な民を教化することこそが、支配層の役割だと考えたのです。個人の動機とイン
センティブを認めて重視する社会は、危ないとする考えが、朝鮮朱子学の基本でした。
彼らの言う徳治とは、無知で貧しい人々に、まんべんなく食べ物を与えることでした。
農民とて、国家がその活動に不必要な干渉をしないかぎり、自分の生活を改善していけ
る主体的な人間であるという平凡な真理もまた、全く度外視されました

・18世紀頃、両班(※ヤンバン、貴族階級)の割合は30%前後、奴婢(※奴隷)人口が
約30%だった、というのが通説です。両班は働かない層であり、奴婢は両班の生活を支
えるだけだから、残りの40%の人口だけが国の租税及び身役を担当していました。民の
40%だけが働く社会。それこそが、長期間にわたる朝鮮経済の低迷の根本的な原因です