中国・武漢の肺炎、人から人へ感染可能性…夫婦で発症を確認 2020/01/15 19:22

 【上海=南部さやか】中国湖北省武漢市で多発している原因不明の肺炎について、
市政府は15日、「人から人へ感染する可能性は排除できない」との見解を明らかにした。
患者が多数出ている卸売市場勤務の夫と、市場に行ったことのない妻の発症例が確認されたという。

 市政府によると、15日までに患者41人から新型のコロナウイルスが検出されている。
このうち61歳の男性患者が9日に死亡し、6人が重症という。
患者の多くは市中心部の「華南海鮮卸売市場」の関係者だった。
市政府は「人から人へ感染する明確な証拠はないが、今のところリスクは比較的低い」としている。

 12日には、タイで武漢市から来た60歳代女性の感染が中国国外で初めて確認されており、
市政府は調査を続けている。

ttps://www.yomiuri.co.jp/world/20200115-OYT1T50237/


武漢肺炎の患者41人の内、上記の夫婦とは別に同じ家族の3人が含まれていたことが判明。
サウスチャイナモーニングポスト報道。
ttps://www.scmp.com/news/china/society/article/3046173/china-says-human-transmission-not-ruled-out-wuhan-coronavirus

肺炎の発生が始まったと広く考えられている華南シーフード卸売市場で、
3人の男性(父親、息子、いとこ)が同居し、シーフード屋台を経営していた。
「3人の男性はほぼ同時に病気になった。そのため、おそらく、
彼らは家族内の人から人への感染症例として分類されなかった」と香港の専門家。